2017年3月13日月曜日

不変のものを見つける?

現象を「原因と結果」として捉え、それらの間にある法則を見つける。それは近代科学の基本的な態度だろうと思う。

近代科学の欠点は、例外に弱いことだと思う。どんなに多くのデータを集めても必ず例外は表れるからだ。

一方、近年話題の「量子力学」はモノを最小単位の「量子」に分解し、現象の前後で状態が変わらないものを見極めようとする学問らしい。

現象を解釈し、その解釈がいつでも正しいことを証明しようとする近代科学。それに対し、現象をあるがままに観察し、自然界にあらかじめ設定された「不変のもの」を見つけようとする量子力学。

対照的で面白い。

ところで・・・

「明確な理論に基づいた施術を行います」という治療院は、何となく信頼できそうな気がする。「明確な理論に基づいた指導を行います」というドラム教室も、何となく信頼できそうな気がする。

しかし、理論には「例外」がつきものだ。

ドラムの指導法にしても施術にしても、上手くいく方法が発見された裏には多くの失敗があり、試行錯誤があったはずだ。どこまでいっても現場で得られた「経験則」であり、理論は後付けなのだ。

過去には上手くいったかもしれないが、今日それがピタリと当てはまる保証はどこにもない。こと人間が相手の場合はなおさらで、同じケースは2度とない。過去のケースに当てはめるのは程々にして、今目の前で起きていることに集中しなければならない。

理論は多くの場合に役に立つが、先入観にもなり得るので注意が必要だ。